Linuxコマンド・bashの使い方実例

Linuxコマンド・bashの使い方の実例を紹介します。
管理人は某企業で、一応SEとして働かせていただいております(本業は組み込み系)。
まだまだ未熟者ですが、皆さんのお役に立てたら幸いです。

2016年06月

grepコマンドで、テキストエディタ等でよくするgrep指定をする方法です。

コマンド書式:
grep -nr --include=読み込むファイル名 "検索文字列" 検索するディレクトリ

例) 
grep -nr --include=*.c "return 1" ./MyProject

解説:
例では、"return 1"という文字列を、カレントディレクトリにあるMyProjectフォルダ以下にある、拡張子が.cのファイルの中から検索します。結果に、マッチしたファイル名と行だけではなく、行番号も出力します。

結果例:
./MyProject/grep_test/greptest.c:1:return 1;

-nオプションで検索文字列が含まれるファイルの行番号を表示します
-rオプションで指定したディレクトリを再帰的に検索します
--include=オプションで検索対象とするファイルパターンを指定します。正規表現が可能です。複数パターンを指定する場合は--include=を複数指定します。 

なお、結果のファイル名や行番号はコロン「:」で区切られるため、awkなどで整形することも容易です。 
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スクリプト等でサーバからファイルを取得する際、パスワードを訊かれて処理を止めないようにする方法です。
scpコマンドと公開鍵認証方式を使います。

前提:
sshがインストール済みであること。
未インストール場合はこちらの記事を参考にサーバ・クライアント両方にインストールしておいてください。

公開鍵認証方式でファイルコピーするための準備:
 ssh-keygen -t rsa ←色々訊かれるが、パスワード無しにする場合は全てエンター
 ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub コピー相手のアカウント名@コピー相手のIPアドレス ←公開鍵をクライアントへコピー(*1

*1 ssh-copy-idコマンドがインストールされていない場合は、手動で公開鍵を相手サーバに送ります。
  方法:相手サーバのアカウントの~/.ssh/authorized_keysに、
  ssh-keygenで作成した~/.ssh/id_rsa.pubの内容をコピー&ペースト

上記の操作を、コピーする相手同士でそれぞれ実施します。
つまり、公開鍵を教えあいます。(*2)

*2 単方向でしか通信しない場合(例えばこちらから通信するだけで、相手サーバからは通信してこない場合)、通信される側は、公開鍵を相手に送る必要はありません。

ファイルコピー操作:
scp コピー元アカウント名@コピー元IPアドレス:コピー元ファイル名 コピー先ファイル名 
例)
scp test1@192.168.xxx.xxx:~/scptest.txt .

例では、192.168.xxx.xxxのtest1アカウントから見たパスの~/scptest.txtを、scpコマンドを実行したサーバのカレントディレクトリに取得します。
パスワードを訊かれずにファイルが取得できれば成功です。
コピーする方向を逆にする場合は、cpコマンドのように、scpコマンドに渡す引数を逆にするだけです。
scp コピー元 コピー先
 

スクリプト等を変更する際、変更行をコメントアウトで残しておいて、
変更後の行を挿入することがよくあります。こういう時に便利なコマンドです。

変更対象のファイル:target.sh
#!/bin/bash
echo "-------teststart!!!-------"
echo "target1"
echo "target2"
echo "target3"
echo "-------testend!!!-------"
exit 0

変更後のファイル:target.sh

#!/bin/bash
echo "-------teststart!!!-------"
echo "target1"
echo "target4"
#echo "target2"
echo "target3"
echo "-------testend!!!-------"
exit 0
 
変更実行コマンド:
sed -e "/^echo \"target2/s/^/#/" -e "/^#echo \"target2/iecho \"target4\"" -i.bak target.sh

解説:
ピンク色の箇所がコメントアウト対象行。黄色の箇所が挿入行。
sedコマンドの1つ目の-eで実行しているコマンドは、
条件「echo "target2で始まる行」に当てはまる行の「行頭を#にする」という意味です。
正規表現で行頭は^と書きます。
sedコマンドで2つ以上コマンドを実行する場合はいくつか方法があります。
-eをその都度指定する。複数コマンドを{}で括る(その場合、各コマンドは;で区切る)。sedスクリプトファイルに記載する。等の方法があります。
2つ目のコマンドは、
条件「#echo \"target2で始まる行」に当てはまる行の前に「echo "target4"を挿入する」という意味です。

余談:
前にもsedコマンドの解説をしましたが、個人的にsedやawkとかエディタ系が好きなので今後も多くなりそうです。

gitサーバの構築(リモートリポジトリの作成)方法
サーバはLinux(ubuntu)、クライアントPCはWindowsを例に説明します

サーバ(ubuntu)での作業:
sudo apt-get install git ←gitのインストール
sudo apt-get update ←sshのインストール(サーバにインストール済みなら不要)
sudo apt-get install openssh-server ←sshのインストール(サーバにインストール済みなら不要)
sudo apt-get install  ssh ←sshのインストール(サーバにインストール済みなら不要)
mkdir /home/test/git_srv ←リモートリポジトリ用のディレクトリを作成
cd git_srv ←リモートリポジトリ用のディレクトリへ移動
git init --bare --shared  ←リモートリポジトリを作成。各オプションの解説は以下。

--bareはベアリポジトリの指定。作業ディレクトリを持たないことを意味する。つまりサーバではあくまでリモートリポジトリの管理情報を持つだけで、リポジトリのファイルへの変更はできないということ。リポジトリへの変更はクライアントPCから行います。
--sharedはリポジトリを他のユーザと共有するという意味。

クライアントPC(Windows)での作業 :
git for windowsをインストール
git bashを起動 ←以下はgit bashのターミナルでの操作。
mkdir git_test ←ローカルリポジトリ用のディレクトリを作成
cd git_test ←ローカルリポジトリへ移動
git init ←カレントディレクトリをローカルリポジトリとして初期化(カレントではなくディレクトリ指定も可能)
echo "gittest!!!!" > test.txt ←ローカルリポジトリに登録するテスト用ファイルを作成
git add . ←カレントディレクトリのファイルをインデックスへ登録
git commit ←インデックスへ登録したファイルをローカルリポジトリへコミット
git remote add gittest ssh://アカウント名:パスワード@サーバのIPアドレス/home/test/git_srv ←任意の名前「gittest」でリモートリポジトリにアクセスできるように設定(※1)
git push --set-upstream gittest master ←ローカルリポジトリの内容をリモートリポジトリへ反映(※2)

※1
gittestの箇所は任意の名前。git push時、この名前でアクセス情報の入力を省略できる。
アカウント、パスワードの箇所はサーバのssh通信時のアカウントとパスワードを設定。
サーバのIPアドレスはサーバ上でifconfig -aコマンドで確認できる。
ピンクの部分のパスは、サーバでgit initしたディレクトリを指定する。

※2
--set-upstreamは-uと省略して表記可能。
gittestの箇所はgit remote addで指定した任意の名前
masterはブランチ名。一般的にメインの安定ブランチを意味する。

クライアントPC(Windows)へ
サーバにあるリモートリポジトリのファイルを取得する方法:

git clone ssh://アカウント名:パスワード@サーバのIPアドレス/home/h/git_srv

git_srv/というフォルダができ、その下にtest.txtがあれば成功です。
なお、gitはリポジトリ単位で取得するので、細かいファイル単位で取得することはできません。

余談:
コマンドの説明書きが多くて読みにくかったらすみません。
表形式とかで書けたらいいのになぁ、ブログの書き方はほぼ無知なのです。。(そこには興味が無くて)
 

sedコマンドは文字列置換が便利です。
ストリームエディタ(つまりsedのこと)でも、複数行にまたがる置換ができます。
これを利用し、スクリプトから、別のスクリプトをカスタマイズする実例です。
スクリプトをアウトプットとする、スクリプト(ややこしい)の処理を作る時などに使えます。
 
置換対象スクリプト:target.sh
#!/bin/bash
echo "-------teststart!!!-------"
echo "target1"
echo "target2"
echo "target3"
echo "-------testend!!!-------"
exit 0

置換実行スクリプト:sedtest.sh
#!/bin/bash
sed -e "s/echo \"target2\"/if [ $? -eq 0 ]; then\n\techo \"success\"\nfi/g" -i.bak target.sh
exit

置換実行後スクリプト:target.sh
#!/bin/bash
echo "-------teststart!!!-------"
echo "target1"
if [ 0 -eq 0 ]; then
echo "success"
fi
echo "target3"
echo "-------testend!!!-------"
exit 0
 
解説:
ピンク色の部分が置換対象文字列。黄色の部分が置換後文字列。
エスケープシーケンス「\n」を使うことにより、複数行の文字列に置換することができます。
「\t」はタブです。echo文をif文に置換しているので、一応インデントを意識しました。
その他の「\」は「"」のエスケープです。
-i.bakは、sedコマンドのオプションです。「指定されたファイルを直接編集する。拡張子が指定されれば、その拡張子を付加してバックアップファイルを作成する。」という意味です。そのため、実行後はtarget.sh.bakというファイルがバックアップとして作成されます。
この-iオプションを知らないためか、直接編集したいのにわざわざ別ファイルに出力してコピーして置き換える処理とかたまに見ますけど、-iオプションを使ったほうがスマートです。

これにより、マスターのスクリプトを作っておいて、状況に応じて異なるスクリプトを出力するなんてことができます。

余談:
sedって便利ですが、しばらく使ってないと使い方わからなくなる典型ですよね。オプションに色々指定しなきゃいけないので。
備忘録も兼ねて書いてます。
 

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